味噌作りのベースとなる塩は、ミネラルの含有量やバランスが最も自然(海水)に近い自然海塩 「一の塩」 を使用。産地となる佐賀県の加唐島の周辺には、高水温・高塩分の対馬暖流が流れ、多くの魚が生息しています。
「一の塩」 は、生活排水等の影響の少ない外海に面した対馬暖流の、クリーンで栄養豊かな海水を原料としています。特定の成分を足したり、除去したりせず、含まれる60種類以上のミネラルをそのままに、海の恵みを味わえる塩です。
自然海塩ならではのまろやかな味わいが、味噌の味を邪魔せずおいしさを引き立ててくれます。
米や大麦は、味噌のおいしさを左右する麹の原料となります。よい麹がおいしい味噌を作ると言ってもいいほど、この麹の存在は大きいのです。よい麹とは酵素力の強い麹のこと。たんぱく質を分解する力が強いので、様々なうま味成分を引き出し、バランスのよいおいしさが生まれます。
さらに当店の味噌は、大豆の3倍の麹でつくるから、旨みたっぷりでとても奥深い味わいが楽しめます。
大豆は九州産のフクユタカの1等・大粒大豆を使用。大粒で深みのあるうま味が特長です。大豆はそのままでは消化し難いものですが、味噌に加工することで消化しやすくなります。
原味噌本店では、手造り味噌にこだわっています。味噌の出来を左右する麹も全て手造りです。味噌造りは生き物が相手。麹は刻々と変化するので、気候や環境はもちろん、扱い方一つで味が大きく変わってきます。
機械でつくるものより手間も暇もかかりますが、職人の手のひらの感覚を生かし、人の心に響く味噌を作りたいと思っております。